目の健康

EYE HEALTH
更新日 2024/10/22

子どもの目を守るため、目によい習慣を心がけましょう!

目の健康について

家庭や学校でタブレット端末やパソコンを使用する時間が増える中、視力の低下や目の不調などが問題となっています。定期的に目を休める・姿勢を良くするなど目に負担をかけない生活を送ることが大切です。

目のリフレッシュタイム

福井県では子どもの目の負担を軽減するため、未就学児施設や小中学校において「目のリフレッシュタイム」を推進しており、次のようなことを推奨しています。

・目を休める
 …目を使う作業をした後は目を閉じるなど休める時間を設ける
・適切な照明
 …明るすぎたり暗すぎたりしない照明を心がける
・正しい姿勢
 …読み書きの際、猫背にならないよう姿勢に注意する
・ぐっすり眠る
 …適度な睡眠をとり目の疲れを回復させる
・外遊びなどの運動をする
 …運動することで血液循環をよくし目の疲れを回復させる
  特に、外遊びにより日光を浴びることで近視予防効果があるとされる

目のリフレッシュタイム

ビジョントレーニング

福井県では、上記の目のリフレッシュタイムとあわせて、ビジョントレーニングを推進しています。ビジョントレーニングとは、見る力である「視覚機能」を高めるためのトレーニングです。
両目を使って目標物を正確に捉える機能や、目からの情報を脳で処理して体を動かす運動機能を向上させる効果があり、発達期の子どもの視覚機能の向上などに有効であるとされています。
ビジョントレーニングには、大きさのバラバラな数字を紙に書くなどしてランダムに配置し、数字の順に目で追っていくナンバータッチと呼ばれるトレーニングや、両眼を寄せたり離したりを繰り返すトレーニングなど、様々な方法があります。

タブレット端末使用時の注意

現在、教育分野では子どもたちに対し、タブレット端末は1人1台が配備されており、家庭だけでなく学校においてもタブレット端末等のデジタル機器を使用する機会が増加しています。文部科学省では、子どもの目を守るため、タブレット端末の使用時の注意点として次のことを啓発しています。

・よい姿勢を保ち、目を画面から30㎝以上離して使う
・30分に1回は20秒以上画面から目を離して遠くを見る
・部屋の明るさに合わせて画面の明るさを調整する
 (夜、自宅で使用する際は昼間に学校の教室で使用する際よりも明るさ(輝度)を下げる)

タブレット端末に限らず、子どもたちがスマートフォンやパソコン等の電子機器を使用する際も、目と画面との距離や使用時間、明るさなどに気を付け、目に負担をかけない生活習慣を心がけましょう。
また、こうしたことは、子ども任せにするのではなく、保護者など周りの大人も気にかけるようにしましょう。

関連リンク

端末利用に当たっての児童生徒の健康への配慮等に関する啓発リーフレットについて:文部科学省 (mext.go.jp)