こころの健康

MENTAL HEALTH
更新日 2024/10/22

こころの病気と治療

こころの病気って?

こころの病気は、おもに脳というひとつの臓器が原因となって生じており、また原因がわかっていない疾患が多いという特徴があります。また、こころの変化よりも体のほうに症状が出てくることもあります。
こころの病気は特別な人がかかるものではなく、誰でもかかる可能性のある病気であり、生涯を通じて4人に1人がこころの病気にかかるともいわれています。
そして、こころの病気は回復しうる病気です。体の病気と同じように治療を受けることが大切であり、「焦らず、じっくりと治す」気持ちで療養することが回復への近道になります。
“あなた自身が”こころの不調に気づいたときに周囲や専門家に助けを求めることができるように、“あなたの身近な人が”つらい気持ちを抱えているときに気づき、声かけなどサポートができるように、こころの病気について正しい知識を持ち、理解することはとても大切です。

どんな治療が効果的なの?

こころの病気には様々な種類があります。うつ病、統合失調症、パニック障害、依存症、発達障害など、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
こころの病気は、同じ病名であっても、人によって症状が異なったり、治療も、薬が効果的な場合や、カウンセリング、心理療法が効果的な場合など様々です。
また何より、症状が軽いうちに(発症から早期に)治療を行うことで、回復も早くなります。前述しているようなストレスサインが長く続いているなと感じたり、生活に支障が出たり、つらい状態が一時だけでなく長引く場合は、自己判断せずに、周囲の人や専門機関に相談することが大切です。